太陽光発電の歴史

2022年9月13日太陽光発電設備

太陽光発電黎明期

現在広く使用されているのはシリコンを材料にした太陽電池です。1954年にアメリカのベル研究所により発明された後、人工衛星や遠隔地など電源が限られた場所での電力源として使用されました。

ベル研究所により開発されたシリコン型太陽電池

太陽電池は発電時に温室効果ガスを発生させないクリーンな電力源であることから、1990年代に環境問題が取り沙汰されるようになると一般家庭の屋根に積載できる太陽光発電設備が登場しました。

その後、2010年代に入るとFIT制度の施行も相まって、広く国内で太陽光発電設備が設置されるようになりました。

太陽光発電設備の爆発的普及と課題

日本国内において太陽光発電設備の導入が爆発的に進んだのは、なんといってもFIT制度の導入が大きいでしょう。2012年に開始された「FIT(固定価格買取)制度」は、太陽光発電を始めとした自然エネルギー発電設備により発電された電力を、高い価格で買い取る制度です。これにより、一般家庭やビルの屋根、そして遊休地等への太陽光発電設備設置が急速に拡大しました。

しかし、太陽光発電設備の急拡大により、発電設備の点検が可能な技術者の数が不足する事態にもなっています。太陽光発電設備は通常の受変電設備とは設備構成が大きく異なるため、的確な点検のためには十分な知識を有する技術者が必要となります。太陽光発電設備点検ができる技術者の養成には長い時間が必要ですが、爆発的普及により養成が追いついていないのが現状です。

当社には、太陽光発電設備に関する幅広い知識を備えたエンジニアが在籍しております。高圧・特別高圧連系の太陽光発電設備の点検はぜひお任せください。